ゴーレム

ペルの書

ゴーレムの外皮は、食べたものが一度分解され再構成されることで作られる。別の木と別の木を食べ、分解、再構成され、合わさる事で柔軟性が高く、衝撃吸収に優れた木材や。岩と木が合わさり非常に頑丈な木材など、純粋な自然界では手に入れる事ができない特殊な素材が手に入る。魔術師達はゴーレムを自然の合成炉と呼んだりもする。

文献より、種としては古くから存在していた事が分かっている。太古の時代、樹木が無かったため岩のゴーレムがほとんどだったとされている。また現在では確認されていないが、赤い個体がおり、人々は‘自然の怒り’とし恐れたと記載されている。

外皮が周囲に溶け込みやすく迷彩の役割も果たすが、個体そのものが大きく、また岩ゴーレムとなると固くて傷つける事が困難なため他の生物に襲われることは無い。山を上ったつもりがゴーレムだったなんて話も聞かれるくらい、まさに自然そのものである。

繁殖方法は解っていないが、幼体であろう比較的小さい個体が確認されており、この幼体には地域によって差がなく、土の性質を色濃く見ることができる。

岩ゴーレムなど、固いものを主食とするゴーレムは巨大になるにつれて関節部の可動域が狭くなりいずれ動けなくなってしまう。

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